ユダヤ人はお金持ちが多く、成功者が多いと言われています。確かに、ユダヤ人(ユダヤ系を含む)は世界人口のわずか0.25%であるのに、歴代ノーベル受賞者の20%はユダヤ人だと言われています。
ちなみに世界人口を国別で見ると日本の割合は約1.9%、一番多い中国は約19.9%を占めていますので、ユダヤ人が優秀と言われるのも納得ですね。
ユダヤ人として有名なのはアインシュタインやスティーヴン・スピルバーグですね!(^^)!
そんな優秀なユダヤ人がどんな教育を受けているのか、気になりませんか??
おすすめ書籍
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集 (集英社ビジネス書) 石角完爾 (著)
タルムードとは、古代ヘブライ語で「研究」「学習」を意味します。
日常生活の慣習や子育て・恋愛など、あらゆる事柄についての議論を記してあるものです。
5000年もの間語り継がれた400ページからなる書物が30冊以上ある膨大な量で、ユダヤ人は子供のころから少しずつ読んで、マネー、ビジネス、人生のトラブルを回避する方法などを勉強していくそうです。
この書籍ではそんなタルムードにある説話を紹介し、説話からどんなことをユダヤ人が学んでいるのかを分かりやすく解説してあります。!(^^)!
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説話「魔法のザクロ」
あるところに仲良しの三人兄弟が住んでいました。
兄弟がそれぞれ成人に達したので、10年間各地で修行をすることにしました。
また、兄弟たちは10年後に会う約束をし、10年間に自分が見つけた最も不思議なものを持ってくることにしました。
そして10年後
1番目の兄は世界の隅々まで見渡せる不思議なガラスのコップを
2番目の兄は世界のどこにでも飛んで行ける空飛ぶじゅうたんを
3番目の弟は不思議な森で手に入れた不思議なザクロの実を
それぞれ持って帰ったものを互いに見せ合いました。
世界の隅々まで見渡せるガラスのコップを見ると、なんとある国のお姫様が重病でベッドに寝ている姿が見えました。傍らで王が「誰か直してくれる者はいないか、早くしないと死んでしまいそうだ」と嘆いていました。
これを聞いた3人は急いでいこうと、魔法の絨毯に乗ってお姫様のもとへ飛んで行きました。そして、一番下の弟が、これを食べればお姫様の病気がきっとよくなります。とザクロの実を半分に割りお姫様に差し出しました。
お姫様がザクロの実を食べると、すぐに重病から回復しました。
王様は感動し、3人兄弟に「3人のおかげで姫が助かった。3人の誰でも、姫と結婚してよい。3人で話し合って誰が結婚するか決めなさい。」
すると姫が、「私に質問させてください。一番上のお兄様は、世界の隅々まで見えるコップを使って病気の私を見つけてくださいました。そのコップは今でも元のままですか?」
一番上の兄は、はい、全く元のままです。と答えました。
姫は「では、2番目のお兄様は、魔法の絨毯を使って私のところまで、いち早く駆けつけてくださいました。その魔法の絨毯は今でも空を飛べますか?」と問い
2番目の兄は、はい、空を飛ぶことができます。と答えました。
姫は「さて、3番目の弟、あなたは私にザクロの実を与え、病気を治してくれました。そのザクロの実は今でも元のままですか?」と問い
3番目の弟は、いいえ、お姫様に差し上げましたので、今は半分しかありません。と答えました。
そこで姫は宣言しました。
「私は、一番下の弟と結婚をします。彼は私のために大切なザクロを半分失ったのですから」
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集から要約
なぜお姫様は一番下の弟を選んだのか、皆さんはわかりましたか??
この話は、「自己犠牲なくして成功は得られない」という教訓を教えるお話だそうです。
ユダヤ人の母親はこう言った説話を子供に話しますが、途中までしか話をしないそうです。
なぜ?どうして?と質問を繰り返して、子供が正解するまで、自分で考えさせるそうです。
この書籍にはこのような説話が何を学ぶためなのか、その理由をくわしく解説しています。
考え方が広がるとても面白い一冊です。ぜひ読んでみてくださいね!(^^)!
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